2017年9月1日金曜日

一つだけです
 先日、娘が結婚しました。多くの方に祝福していただき、感謝の思いでいっぱいです。
 時代は30年ひと区切りと言います。私の時代の結婚は、バブルを迎えるころであったので、豪華なものが多かったです。家と家との結婚とも言われ、何かと気苦労が絶えませんでした。それに引き換え、娘が言ってきた結婚式は、いわゆる「地味婚」でした。神の前に夫婦の宣言を頂き、歩むことができればそれでいい、と言うのです。
 しかし、愚かな母はこれを聞きながらも心そこにあらずで、自分が結婚式で受けた祝福の全てを備えてやりたいと、あれこれ考え始めました。思えばこれが間違いのもとであったのです。
 地味婚といってもこちら次第で、いくらでも忙しくなります。相手先のご両親とはいつお会いするの?から始まって、写真は?衣装は?指輪は?と矢継ぎ早に質問を浴びせる母に、娘はへきえきとしていたようです。
 そして、ついに神さまのご介入がありました。主は、ルカの福音書104142節から私に語ってこられました。「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです」
 この、「一つだけです」ということばは、今までにないほどまでに私の心に触れました。そうです。本当に必要なのは一つだけでした。顧みればあれこれ忙しくするものは、本質から外れた、それほど重要ではない事柄です。
 結婚式においても、本当に大切なことは一つだけです。それは、男女が神の前に夫婦であると宣言され、この神のことばによって結び合わされ、二人は一体となることです。大切なことは一つだけです。それを見失わないでいきましょう。 (イスラエル北野)

み声新聞2017年9月3日号(第952号)より転載—

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