2016年10月11日火曜日

ダビデとゴリアテ
 サムエル記第一17章に、ダビデとゴリアテの戦いの話が記されています。
 ぺリシテ人ゴリアテは大男で職業戦士です。自分と1対1で戦う者を出せとイスラエルの戦陣をなぶり、恐れさせていました。
少年ダビデはこれを聞き、激高し、「この戦いは主の戦いだ、主はお前たちをわれわれの手に渡される」と語り、ゴリアテに立ち
向かいます。
 ダビデは羊飼いです。羊の番をしている時、獅子や熊が来て群れの羊を取っていくと、ダビデはその後を追ってそれを殺し、そ
の口から羊を救い出しました。だから「神はあのぺリシテ人の手からも私を救い出してくださいます」とダビデは言いました。
 イスラエルの王サウルは、これを聞いてダビデに自分のよろいを着せます。しかし、ダビデは断り、川から選んだ、五つの滑らか
な石だけを用意して大男ゴリアテに立ち向かいました。
 ダビデが石を取り、石投げでそれを放った所、石はゴリアテの額に食い込み、たった一つの石でダビデはゴリアテに勝利しました

 ダビデは羊飼いです。戦士としての教育を受けていたわけではありません。しかし、神が置かれた場での一つ一つの小さな積
み上げが、知らない間に彼を戦士として立て上げていたのです。
 羊飼いという小さな事に忠実であったからこそ、神さまは、戦士、後には王という大きなものを彼に任せるに至りました。一見
、将来に関係のあるものと思えなくても、与えられた日々の訓練が、今ゴリアテを倒すための土台となっていたのです。
 一つ一つの事に意味があり、神さまのご計画があります。今置かれている小さな事にまずは忠実でありましょう。神さまはあな
たを育て上げてくださいます。 (イスラエル北野)

み声新聞2016年10月2日号(第904号)より転載—

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