2015年12月13日日曜日

いと高き道
 イザヤ書55章に、「わたしの思いは、あなたがたの思いと異なり、わたしの道は、あなたがたの道と異なるからだ。―主の御告げ―天が地よりも高いように、わたしの道は、あなたがたの道よりも高く、わたしの思いは、あなたがたの思いよりも高い」(8、9節)という一文があります。
 かつて、フィリピンの刑務所で起こった殉教事件の前夜、説教者は殉教に応答する招きをしました。この招きは説教者の意思を超えた、聖霊に導かれたものでした。決意をもって前に出てきたJ姉を含む5人の者が翌日銃撃戦の中で、天に帰って行きました。この時、多くの者が嘆き悲しみました。しかし神は、これは殉教だ、と語られました。前日のことばは、その備えでした。
 先週2人の牧師が病気で召天しました。あっという間の展開に驚き、また胸を痛めました。泣きたかったですが、先のイザヤ書のみことばがそれを止めました。ことを理解するには時間が必要でしょう。また、人の頭では一生理解できないものかも知れません。ただ、愛する主、愛なる父がそれを許されたということ故に、これが最善だと知るのです。
 地上の命より大切なものは、永遠のいのちです。イエス・キリストを信じるとき、私たちに御霊が与えられ、永遠のいのちを頂きます。それは、私たちが死にいく時も、主は私たちとともにおられ、天で永遠に生きることを約束するものです。
 私たちの地上での命は限られています。こんな当たり前のことさえ、私たちは日々の労苦の中で忘れて過ごします。その刈り取るものは何でしょうか。しかし、人には皆、使命があるのです。イエスさまを信じ、この使命を全うしましょう。 (イスラエル北野)

み声新聞2015年12月13日号(第862号)より転載—

0 件のコメント:

コメントを投稿