2014年10月4日土曜日

彼女の人生
 人生というものは、いかようにも生きられるものだと、感動を持ってそう思い
ます。ひとつの出来事を幸とするも不幸とするも私たち次第です。そし て、神
は祝福の道に行けるよう私たちを助けてくださいます。
 今はもう天に帰られましたが、田原米子さんという方がおられます。この方
は、高校生の頃、電車に飛び込み自殺を図りました。両足と左手を失い、 右手
に3本の指を残し一命を取り留めました。
 そういった場合、どうやってお慰めすればよいか言葉につまるのですが、神さ
まのご愛が既に働いていました。初めて読んだ聖書が彼女の心に触れた ので
す。そこには「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者
です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました」 と書かれて
いました。
 キリストを信じ、新しく造られた米子さんは、「私は指が3本しかないと思っ
て嘆きました。でも今の私は指が3本もあると思うとうれしいのです」 と語
り、「こういう体になったおかげで前には見えなかったもの、考えなかったこ
と、また私の中で良かったと思うことがあまりにもおおいのです」と 述懐され
ました。
 「3本しかない」から「3本もある」と変わったのは一種のパラダイム転換で
す。無い物にではなく、ある物に目が向き始めました。簡単なようです がこの
転換は、大きいのです。米子さんはイエスさまを信じて圧倒的な勝利者になりま
した。だれよりも強く米子さんは喜びに輝いています。あなたも また、彼女の
ように喜びの人となることができます。イエスさまを心にお迎えください。
 
(イスラエル北野)

み声新聞2014年10月5日号(第800号)より転載—

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