2012年9月13日木曜日

言ってはならない言葉

 列王記第二6、7章に書かれている事ですが、サマリヤにひどい飢饉があり、王は預言者エリシャに怒りを発し、首をはねようと人をやりました。
 エリシャは「主のことばを聞きなさい」と言い、「あすの今ごろ、サマリヤの門で、上等の小麦粉一セアが一シェケルで、大麦二セアが一シェケルで 売られるようになる」と預言しました。
 しかし、その時、王の侍従は、エリシャに「たとい、主が天に窓を作られるにしても、そんなことがあるだろうか」と言ってしまいました。エリシャ は「確かに、あなたは自分の目でそれを見るが、それを食べることはできない」と語りました。
 そのころ町の入り口にいた4人のツァラアトを病んだ者たちが、ここにいても飢えで死ぬばかりだから、思い切ってアラムの陣営に行ってみようと相 談し、出掛けていきました。
 すると、アラムは何もかも陣営に残して逃げ去っていたのです。そこで、民は出て行き、アラムの陣営をかすめ奪い、預言者エリシャのことば通り に、上等の穀物がただ同然で売られるようになりました。しかし、侍従は門の所で民に踏みつけられて死にました。
 神さまは、全能者であり、恐るべきお方です。神さまにおできにならないことなど一つもないのです。侍従は、全能の神の前に言ってはならないこと を言ってしまったのです。その言葉は神に対する挑戦であり、神の神聖に踏み込んでしまったのです。
 侍従もこの言葉を言わなかったら、神さまの祝福にあずかることができたでしょう。侍従の言った言葉は、神さまのみわざを目の前にしながら、自ら それを失う言葉でした。
 神を恐れ、信仰の言葉を語りましょう。
(イスラエル北野)

み声新聞2012年9月16日号(第693号)より転載—



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