2012年4月22日日曜日

罪を赦す権威

 聖書のマタイの福音書9章に、罪に関する興味深い記述があります。
 人々が中風の人を床に寝かせて、イエスさまの下に運んできたところ、イエスさまは彼らの信仰を見て、「子よ。しっかりしなさい。あなたの罪は赦 された」と言われました。ところが、これを聞いた律法学者たちは「この人は神をけがしている」と心の中で言いました。
 イエスさまはその様子を見て取って、こう言われました。「『あなたの罪は赦された』と言うのと、『起きて歩け』というのと、どちらがやさしい か。人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたに知らせるために」。こう言って、中風の人に「起きなさい。寝床をたたんで、家に 帰りなさい」と言われました。病人は起き、群衆はこのような権威を人にお与えになった神をあがめました。
 神によらないで、一体誰が、人の罪を赦すことができるでしょう。罪の下にある私たち人間にはそのような権威はありません。しかし、御子イエスさまは、ご自分で語られたように、罪を赦す権威を持っておられるのです。
 イエスさまは罪のないお方でしたが、私たちの全ての罪を身に負い、私たちの身代わりとなって十字架で死なれ、また復活を遂げられました。イエス さまは、ご自分の死という代価を払い、私たちを死から、また、罪から買い戻してくださったのです。
 それ故、今や私たちは、キリスト・イエスによって全ての罪が赦されています。確かに私たちは罪人ですが、私たちは赦された罪人なのです。十字架の贖いを信じるなら、私たちはあたかも罪がないかのように見なされ、全ての罪は赦されます。その権威をイエスさまは持っておられます。キリストの 救いを頂きましょう。
(イスラエル北野)

み声新聞2012年4月29日号(第673号)より転載—



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